アオザメ Isurus oxyrinchus (青鮫、英名:Shortfin mako shark)は、ネズミザメ目ネズミザメ科に属するサメ。
世界中の暖海域に広く分布する。外洋性のサメである。
最大で全長400センチメートル、体重505.8キログラム。平均的な成魚は全長約3.2メートル、体重60-135キログラム程度である[2]。体型はマグロ類などの高速遊泳魚と同じ流線型。背側の体色は鮮やかな光沢のある青色、メタリックブルー。腹側は白色。その境界は明瞭である。吻は扁平で尖る。目は大きい。第二背鰭、臀鰭は小さい。尾鰭は三日月形。尾柄部には隆起線がある。
両顎歯は同形。歯の形状は単尖頭の牙状で、内側に向かってやや湾曲する。縁は鋭く滑らかで、鋸歯縁をもたない。
非常に活動的な種で、サメ類の中で最も高速で遊泳する。18ノット(時速35キロメートル)以上の速さで泳ぐことが出来るといわれている。
毛細静脈と毛細動脈が緻密に入り組んだ熱交換システム(奇網)を筋肉の近傍に備えており、体温を周囲の海水温よりも高く保つことができることである。アオザメは奇網により体温、中でも筋肉の温度を高く維持しておくことで、たとえ冷たい海水中でも筋肉の運動性を低下させないようにしている。このような仕組みは高速遊泳を行うマグロ類やカジキ類などにも見られる。また海中から空中に高速で飛び出すことにより、高くジャンプすることが出来る。
大きさ:25.4×24.1cm
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