オジロジカは北アメリカに生息するシカの仲間の中で最も小さいシカで、カナダ南部から南アメリカにかけて生息している。オジロジカの名前は、尾の裏側が白いことに由来する。危険を察知すると、尾を上げ白い部分を見せて左右に振る。成獣で体長は2〜2.5メートルで、体重は50〜130キログラムと個体差が大きい。
成体のオジロジカの毛色は、夏は赤茶色だが次第に色あせ、冬には灰色をおびた茶色になる。オスは、夏と秋の間は特徴的な枝角を持つため、すぐに識別することができる。ツノは冬になると落ち、毎年生え変わる。
ジロジカは草食動物で、ゆっくり時間をかけて食べられる植物は何でも食べてしまう。葉や小枝、果実、木の実、草、穀類、さらには地衣類やキノコ類といったあらゆる食物を胃で消化できる。野生のオジロジカは、ボブキャットやピューマ、コヨーテなどに捕食されるため、身を守れるように俊足で機敏だ。短距離ならば最高時速約50キロで走ることができる。
大きさ:27.9×11.4×12.7cm
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