バビルサ(シカイノシシ、鹿猪、Babyrousa babyrussa)とは、インドネシアのスラウェシ島と周辺の島々に生息するブタに似た動物である。
体長85-105 cm。肩高65-85 cm。体毛は少ない。 バビルサはその2対の牙で有名である。上下の犬歯はとても発達し、頭の方に湾曲している。オスの上顎犬歯は肉を貫き鼻の天辺から突き出ている程である。この牙は何のためにあるのかはっきりとしたことはわかっていないが、牙が折れているオスよりも、牙が立派なオスのほうがよりメスと交尾できることが分かっている。
雑食性で、時々パンギノキなどの青酸化合物が含まれた有毒な新芽や葉を食べ、解毒作用のある特別な水たまり(温泉による湿地帯)の水を飲んだり、泥を食べることでこれを中和する。しばしば何kmも歩いてこれを行う。 パンギノキは有毒であるが栄養価が高く、1〜2個で1日の栄養をまかなうことができる。
大きさ:29.8×15.9×12.7cm
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