ニシキヘビ(Python)は、爬虫綱有鱗目ニシキヘビ科(ボア科ニシキヘビ亜科とする説もあり)に属する。
アフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、スリランカに広く生息する。
最大種はアミメニシキヘビで最大全長990cmと本属やニシキヘビ科、ヘビ亜目のみならず現生する爬虫類最長種。小型種では最大でも200cm程。サバナや熱帯雨林、種によっては民家近くや都市部等の様々な環境に生息する。サバナのようなある程度乾燥した環境に生息する種はいるが、砂漠のような完全に乾燥した環境に生息する種はいない。逆に多湿な環境を好む傾向があり、乾燥地に生息するが水に入ることを好む種もいる。特に多湿な環境を好むとされる広義のアカニシキヘビは沼地や湿地に生息する。
食性は動物食で、カエル、爬虫類、鳥類、哺乳類等を食べる。種によっては大型の家畜や人間を捕食した例もある。獲物が目の前を通りかかると素早く襲いかかり、長い体で締め殺してから丸呑みにする。捕食した獲物は、長時間かけて消化するため、1週間から1ヶ月程度、何も食べずにいることもある。人間や他の動物に捕まってしまった場合、逃げようとして、呑み込んだ獲物を吐き出す場合もある。
大きさ:14.0×8.3×5.1cm
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