忠実に再現された歯の一本一本が美しい、迫力の逸品です。
ジンベエザメ(甚平鮫・Whale shark)は、テンジクザメ目ジンベエザメ科に属する唯一のサメ。サメとしても軟骨魚類としても現生最大であり、そして、現生最大の魚である。
世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布する。動きは緩慢であり、基本的には人にとって危険性の低いサメである。
体形は紡錘形。体の幅は頭部で最も大きく、通常1.5m程度である。扁平な形の頭部を持ち、その正面の両端(口の端の近く)に小さな眼がある。横幅が最大で1.5mほどにもなる大きな口の中には、細かな歯が300-350本、列をなしている。
プランクトン(オキアミを含む小型甲殻類やその幼生、頭足類の幼生など)のほか、小魚、海藻などを摂食する。海水と一緒にそれらの生物を口腔内に吸い込み、吸い込んだ水の中から微細な生物だけを濾し取り食べるための櫛状の器官である鰓耙で濾し取り、鰓裂から水だけを排出し、残った生物を呑み込むという摂食方法である。プランクトンは海面付近に多いため、ジンベイザメも海面近くでほとんどの時間をすごす。サンゴの産卵期にはその卵を食す。
大きさ:66.0×95.3cm
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